激しい運動をすれば、1時間に1000cc以上の汗をかくこともあり、1000ccの汗が全て蒸発した場合、気化熱によって580kcalもの熱を体から奪います。
発汗量は脳でコントロールされ、必要な時に必要な量を発汗する様になっています。
この生理的な冷却システムは、「汗を蒸発させるための仕組み」が備わることで、十分な効果を発揮します。この生理クーラーの原理を利用したのが空調服です。2基のファンにより取り込まれた空気は、服と体の間を平行に流れ、その過程でかいた汗を瞬時に蒸発させます。
生理クーラーが正しく動作している状態(かいた汗が瞬時に蒸発され続けている状態)を作ることで発汗量は体が必要としている量となり、着用者の着用時の状態に応じた適切な冷却を行うことが可能となります