飲食によって害が発生することを防止するために定められている法律です。平成18年の食品衛生法改正において、食品の調理や加工への塩化ビニール手袋の使用を禁止しています。フタル酸エステルという成分が食品へ付着、体内へ入り、人体に害をもたらす懸念があるからです。そのため、食品の調理・加工など、食品に触れる場合には、食品衛生法適合の手袋を使用する必要があります。
熱中症は、高温多湿な環境下において、体内の水分および塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調節機能が破綻するなどして発生します。
また、感染予防のためにマスクを着用する機会が多くなりますが、体に熱がこもりやすくなったり、
喉の渇きを感じるのが鈍くなったりして、脱水症状や熱中症の可能性が高くなる「マスク熱中症」になることもあります。
熱中対策グッズで事前に予防して熱中症を防ぎましょう。
雨の日を用途や雨の強さなどで使い分けて、快適にお過ごしください。
1.レインウェア・レインスーツ
上下が分かれた上着とパンツセットの「セパレートタイプ」。
歩いたり自転車に乗ったり、長時間動く際に向いています。
また体の動きを妨げない上に広範囲をカバーしてくれるので登山やゴルフなどのレジャーに向いています。
2.レインコート
丈が長く、パンツは付属しない羽織るタイプの「コートタイプ」はコートのように着るレインウェアで、家から駅まで歩くだけなど、軽く羽織って傘を差す場面で衣類が濡れることを防ぎます。
足元が濡れる場合、ボトムの裾を覆う足カバーや長靴と合わせると快適に着ることが出来ます。
3.レインポンチョ
フェスやキャンプなどの持ち運びが必要な場面での携帯性やレジャーや遊園地などで衣類の形状に捕らわれずに上から被って着用出来る利点である反面、下からの返し雨や風に弱いので、強い雨や長時間の雨には向いていません。
レインコートを長く、清潔に使うには、お手入れ次第で耐久性も撥水性も持ちが違ってきます。
簡単なお手入れ方法は、レインウェアを着てシャワーで泥やホコリを汚れを洗い流す。お風呂場で洗い流すと排水溝の詰まりの原因になるので、大きい汚れは外で払ってからお風呂場で流すか、外で洗い流して下さい。
あるいは、大まかな汚れを取りき、濡れた布などで優しく汚れを拭き取りましょう。
砂利などが付着している場合はそのまま拭くと傷の原因となりますので軽く払ってください。
どうしても落ちない汚れがある場合、ごしごしこすらずその部分だけ洗剤を使ったり、ブラシでこすってください。
絶対に洗濯機で洗わないようにしてください。
レインウェアは水を弾くので、洗濯機で洗い、すすぎ、脱水すると、水を包み込んだ状態のまま洗濯層に叩きつけられることになり、水が固まりになってぶつかることになり、かなりの衝撃で、洗濯機の故障や、最悪大きな事故に至る可能性もあります。
手入れが完了したレインウェアは、風通しの良い日陰で干します。
レインウェアは生地の繊維一本一本、もしくは生地全体に撥水加工をしてあるものが多い為、直射日光に長時間当てると劣化が進む原因となります。高温になる車のトランクなどに入れっぱなしにしたりするのもよくありません。
撥水機能は経年劣化が起こるものなので、手入れ後、完全に乾いたら撥水スプレーをすると長持ちさせられます。
●指同士がくっつかないので、足のムレを抑えてくれる。
●冷え性の改善・むくみ防止指が思い通りに動くことで血行が良くなり、足の末端を流れる血液の循環が良くなる。
●足指に体重がバランスよく分散され、筋肉も鍛えられるので外反母趾と偏平足の防止や改善になる。
●裸足に近い状態にしてくれるため、足本来の働きができるため、足の疲労感を軽減する。
●足指それぞれに踏ん張りが効いて作業やスポーツに最適。
1.涼しい
ファンが、作業服内に大量の風を送り込むことができるため、汗を蒸発させ、体から熱量を奪うことができ、大変涼しいです。
2.作業効率がアップ
動くことで体から熱量が発生するため、熱中症にならないように定期的な休憩をとって体を冷やしましょう。ファン付きでない作業服を使用している場合と比べ、ファン付きの作業服なら、涼しさが確保でき、連続作業も可能になり、休憩時間を減らせるので、作業効率が格段にアップします。
3.節電
ファン付きの作業服を使うことは節電になります。
電動ファンは、10時間使用しても電池代が20円ほどで、さらに着るだけで体感温度を低く保つことができ、夏場でも冷房の温度を低く設定する必要がなくなり、エコにも繋がります。
お祭りに参加する時に使用するリストバンドが手甲(てこう)と呼ばれるお祭り用品です。お神輿を担いだり山車や屋台を引くときに手首をぶつけたりして、手首の怪我防止のために使用します。
最近では怪我防止のためだけでなく、お祭りファッションの装飾品としても使われます。
また、和太鼓を演奏する人たちも手首の固定と衣装のコーディネートのために手甲を付けています。
手甲には「こはぜ」と呼ばれる金具に、「掛けひも」に引っ掛けて手首に付けます。
こはぜを順番に、滑らせるようにして引っ掛けひもに入れてください。
こはぜを付けるのが手間な方や、お子様におすすめなのがマジックテープ式の手甲です。
安全長靴・長靴は、水や雪、土や泥など多種多様な現場で使用できる作業靴です。
作業環境に応じて「安全長靴」または、「長靴」を選び、「安全長靴」では製品にJISマークの表示があるか確認し、足に合ったサイズ(cm)を選んでください。
〇安全長靴・長靴 特長
つま先部への落下物の危険のある作業および場所では「安全長靴」、そうでない作業および場所では「長靴」を使用します。
〇土木用長靴 特長
屋外での土木作業に最適です。外部からの土・泥または雪などの侵入を防ぐため、履き口にフードがついています。工事の内容により水中での河川工事などで使用できる胴付長靴もこれに該当します。
〇耐油長靴 特長
耐油性に優れます。油の使用もしくは発生する現場作業に最適です。一般的に、耐油性能のあるものとしては、PVC(塩化ビニール)かNBR(ニトリルゴム)を使用した長靴が主流となっています。一般的に食品加工工場では白の耐油長靴が使われています。
〇耐寒・防寒長靴 特長
冬季や寒冷地での屋外作業または、冷凍・冷蔵庫内での作業など厳しい環境条件で使用できる耐寒・防寒性能を持った長靴です。
江戸時代、脚絆は全国に広まり、流行しました。飛脚やお伊勢参りの様な長距離を歩くときに、脚の保護や足にたまってしまう血液やリンパ液を防いでくれる用途です。
最近では、ミドルに流行のサイクリングの際でも、ズボンのすそが引っかかることでの転倒を防止するために使用する方も増えています。
また、登山やウィンタースポーツでも、シューズの中に異物や雪などが入らないように使う場合もあります。
お祭りだけでなく、仕事やスポーツの膝から下の問題をいろいろ解決してくれるため、脚絆は今でも使用されています。
時代劇の飛脚や旅の流れものがすねに巻いているのが、脚絆で、現代でもいろいろなシーンで使われています。
レギンスやスパッツもその一種でファッションとして使われています。 また、ふくらはぎを絞めつける機能があるので、足のむくみや疲れを防いでくれるサポート効果などもあって、いまでも通用する便利グッズです。
地下足袋のカラーコーディネートの基本は股引と色を合わせることです。
短いタイプの地下足袋を履くときは股引の裾(すそ)は地下足袋の上に出します。裾(すそ)を地下足袋の中に入れる必要はありません。
長いタイプの地下足袋の場合は、股引の裾(すそ)は地下足袋の中に入れてしまいます。
お祭り用の地下足袋は大きく分けて2タイプ。足首部分の生地が短いタイプと長いタイプです。
〈短いタイプの地下足袋〉「こはぜ」と呼ばれる金具の枚数が4枚~7枚くらいの地下足袋です。くるぶしがちょうど隠れるくらいの長さです。
〈長いタイプの地下足袋〉長いタイプの地下足袋は「こはぜ」の枚数が12枚~15枚くらいの地下足袋です。ふくらはぎも隠れるくらいの長さです。
お祭り中、地下足袋を履くことで、底のゴムと足が一緒に止まるのでしっかり踏ん張ることができます。結構な距離を歩くことが多いので、夕方になると足がパンパンにむくんでしまうことがよくあり、ちょうどのサイズだと、足がむくんだ時に入らなくなってしまうこともあるため、地下足袋を履いた時に足の指先にゆとりを持ち、ちょっとつまめるくらい余裕のあるサイズがオススメです。
試着する時は指先にゆとりのあるサイズを選んでください。
一方、大きすぎるサイズを履くと地下足袋はゴムで止まるのに、まれに地下足袋の中で足が滑り、中で足が横や前にズレてしまうので、体のバランスを崩して転倒してしまう、または通常とは違う部分に力が入り痛めてしまうことがあり、うまく地面を蹴れなかったり、いつもより足をしっかりと上げて走らないとつま先が残ってつまづきやすくなり、怪我につながる事があります。
①足の実寸測定
まずは足の実寸を測定して下さい。そのサイズに合う地下足袋、もしくはやや大きめのサイズを選んでもらうと良いと思います。
②見落としがちなふくらはぎ回りのサイズ
お祭り当日にお祭り足袋を履いて初めて、「ふくらはぎが太い!」と焦る方を時々見かけます。
地下足袋のコハゼを引っ掛けて止める時、足の太さによっては生地自体が足りない場合もあります。その場合は『ハセプラス』という便利なグッズもあるので、ご利用ください。
③厚い足か薄い足かで選ぶ地下足袋
『足の厚み』の違いで、同じ26.0cmの足でも、履き心地の良い地下足袋は違います。
足が厚い(甲高)方は、幅広や生地の幅が大きく取られている商品を選ばないと、足がむくんだ時に履けなくなったり、窮屈な状態で履いているだけで足への負担がかかり痛くなる場合があります。
また、足が薄い方が幅の広い地下足袋を履いていると、地下足袋の中で足が滑ってバランスを崩したり、無駄に足元の力を必要とするので足が疲れやすくなる原因を増やしてしまいます。
足が厚いのか薄いのか、明確な判断基準はありませんが、指の筋が見えないくらいの厚みがあれば甲高の商品をお選びください。
様々な『祭りたび』の用途
〇衝撃吸収に優れたタイプ
〇サッと履けるハセ無しタイプ
〇舞台や石畳で活躍する耐滑タイプ
〇32㎝のビッグサイズなど
〇クッション性を重視
〇地下足袋を履くのは初めて
〇長時間履くので足への負担が大きい
〇出来るだけ疲れを残したくない
〇グリップ性を重視
〇石畳や舞台など滑りやすい場所で使う
〇踏ん張る動作が多い
〇とにかく走る!
〇粋な外観
〇素足感+粋な外観
〇地下足袋らしいスマートな見た目
〇素足感覚が重要
〇コストを抑えたい
〇こども用地下足袋 マジックタイプやゴム紐タイプ。
〇脱ぎ履きかんたん地下足袋
〇コハゼを締めるのが苦手
〇脱ぎ履きする回数が多い
〇素早く履きたい!
〇祭り小物オプション
〇オプション小物
〇足袋用インソールや
〇ふくらはぎ拡張アイテム
〇靴下など
安全たびとも呼ばれ、安全シューズの地下足袋版になります。職人用の地下足袋の特徴は、つま先に指を守るための鉄製や樹脂製の先芯ガードが入っていることです。鉄鋼や倒木などが足に当たっても、この先芯ガードによって足の指を守ることができます。
ただし、先芯ガードが入っている地下足袋をお祭りで使用すると大変危険です!まわりの人に地下足袋が当たってしまったり、他人の足を踏みつけてしまったりした場合、大けがをさせてしまいます。人混みで使用することの多いお祭りでは決して使用してはいけないのが職人用の地下足袋です。
地下足袋は大きく分けて、職人用(ワーク用)とお祭り用の2種類があります。見た目はほとんど同じですが、機能や役割が全く異なりますので購入する際に注意が必要です。特にお祭り用の地下足袋を工事現場等で使用すると危険です。間違えて購入しないように気を付けてくださいね。
作業用長靴は、安全で快適な作業が行えるよう、目的に合わせた様々な機能が備わっています。機能性が高いほうがいいように感じますが、作業によっては使いにくい場合もあります。
ここでご紹介する「作業長靴の選び方」を参考にしていただき、作業時間なども考慮して納得のいくものをお選びください。
普通のスニーカーでもサイズの合わない靴を履くと靴擦れを起こしたりします。
安全靴の場合はそれ以上に怪我や思わぬ事故の元になりますので、サイズの合ったものを選ぶことがとても大事です。
●メーカーごとに異なるサイズ感
「普段26.0cmを履いているから、安全靴も26.0cmを買おう。」
そんな風に買われると微妙に大きかったり小さかったりします。
特に海外メーカーの安全靴は大きめであることが多いです。
●ウィズ(ワイズ)を把握
「足の幅が広いから必ず4Eを履く」
靴の幅のことを安全靴も、ウィズ(ワイズ)といいます。
これには規格があり、足の長さ(足長)と足の周囲の長さ(足囲)によって決まります。
ウィズの規格は正確には足幅だけではなく足囲と足長も関係しているので、それだけで決めてしまうと履き心地が変わってきます。
下記のJISで定められた規格表をご参考下さい。
靴によっては下記と異なる場合がありますのでご確認願います。
※多少サイズが大きい場合はインソールや紐やマジックテープをきつくすることで対応できる場合があります。安全靴は、「先芯がつま先に当たらないか」どうかがとても大切です。
〈仕事内容に合ったものを選ぶ〉
ご自分の仕事、業務に最も適した用途の安全靴を選びましょう。
1.アッパーの素材で選ぶ
①本革 溶接などの熱現場・建築・摩耗しやすい現場。
熱と摩耗性に強く耐久性が高い。水には弱い。
②合成皮革 工場・製造・運送業・倉庫
熱には弱いが水に強い。長期間の使用は劣化するがその分安価で色味が豊富。
③ナイロン 工場・製造・運送業・倉庫・軽作業・林業
軽量で通気性が良い。メッシュや布地として採用されることが多い。
引き裂きに弱い。
④綿 とび職・高所・林業
火に強く、熱にも水にも強い。引き裂きにも強いが洗うと縮みやすい。
2.ソールの素材で選ぶ
①天然ゴム
熱を使わない作業・油を使わない作業・一般
弾性と耐摩耗性、耐寒性に富み、タイヤや輪ゴム、ホースに使われる。しかし熱と油に弱い。
②合成ゴム
全般 合成ゴムの中でもさらにたくさんの種類がある。
耐熱性や耐油性に富み、色もさまざま。
③EVA
水を使う作業・運送業・倉庫・工場・製造
非常に軽量。水を吸わないのでサンダルやマットによく使われる。
熱に弱く、真夏の車内に放置したりすると縮む。
3.形で選ぶ
①短靴
全般 着脱が容易。一般的に多くの現場で使用されるタイプ。
②中編上
溶接作業・全般 砂塵や水などが短靴より入りにくい。
③長編上
土木建築業・高所・屋根上作業・舗装 砂塵や水などが中編上げよりもさらに入りにくい。
くるぶしやすねを守る。
ズボンの裾をしっかり収納出来る。
④半長靴
土木建築業・溶接 紐がないので着脱が容易。くるぶしやすねを守る。
⑤スニーカータイプ
内装業・製造業・運送業 短靴と同じようなメリットがあり、見た目にもおしゃれ。
今後の感染拡大期において、布マスク、不織布マスクに限らずマスクを洗って着用することも必要になるかと思います。不織布マスクは洗うことで生地が毛羽立ちが起き、また捕集性能は新品に比べて多少なりとも劣化しますが、「咳をするときに口と鼻の前に布一枚あると、咳がブロックされて飛沫を飛ばさないという目的は満たすことができるそうです。そのため、肌着と同じ程度の枚数を用意して、着用後に洗濯してしっかり乾燥させたあと再利用されるのも良いと思います。洗濯方法としては洗濯ネットに入れて、衣料用洗剤で洗濯機で洗うと毛羽立ちも少ないのでお勧めです。
濡れたマスクは息苦しく、ほおや口元の肌荒れにもつながります。
そのため、マスクが汗や雨で濡れた場合は新しいマスクや乾いた清潔なマスクに取り換えた方が良いので、外出時は取り換え用のマスクを持ち歩くことをお勧めします。
ご注意
ポリウレタン製のマスクはアトピー性皮膚炎を引き起こし、時として呼吸器症状やアナフィラキシーショックなどの原因にもなりうると指摘されていますのでマスクの素材の原料に注意が必要です。
●夏の時期はマスク着用による熱中症に気を付けなければなりません。新型コロナウイルス感染症の再拡大期に対して、医療体制を整える必要がある中で、熱中症による搬送者が増えたら救急医療体制への負荷が高まるだけでなく、新型コロナウイルス感染症の院内感染の危険性が高まることも危惧されます。そのため、厚生労働省はマスク着用による熱中症を防ぐために、気温・湿度が高い時、人と2メートル以上離れていればマスクを外すようにすること、こまめな水分補給が必要だと注意喚起しています。
●マスク着用による肌荒れ、湿疹・口唇ヘルペスなどの肌トラブルについて。マスク着用による肌荒れはマスク湿疹、マスク接触皮膚炎とも呼ばれています。マスク着用による肌荒れの症状にはニキビ、肌荒れ、乾燥の3つがあります。
マスクを着用する機会が増えたため、口から顎にかけて発症したニキビの悪化という患者さんが増えています。大人のニキビは、摩擦によって生じやすいという特徴があり、摩擦をおこさないよう、刺激が少なく肌あたりの柔らかい素材のマスクを選ぶことがおすすめです。メイク下地として、保湿効果に優れたクリームを使用することにより、皮膚を保護し、摩擦が軽減されるのでこれも一つの方法となります。
マスクを長い時間着用していると、それによるかぶれ(接触皮膚炎)で、口周りが赤くただれて粉をふくことがあります。そして、軽度のかゆみがあり、熱めのお湯で洗顔するとヒリヒリと刺激が現れます。かぶれない素材のマスクを選ぶことを基本にしていただきたいですが、まずは炎症をともなっている場合には、保冷剤などで冷やし、たっぷりの保湿剤を使用することをおすすめします。
洗顔後、直にマスクを着用しますと、一時的に潤った感じになるため、つい保湿のスキンケアが手抜きになってしまい要注意です。マスクを外した直後は、肌表面の水分が蒸発するので、乾燥が進行します。肌が乾燥すると表面のバリア機能が低下して、細菌やウイルスが侵入しやすくなります。口唇ヘルペスなどができやすくなり、湿疹も起こりやすくなります。化粧のノリも悪くなり、手触りがザラつきます。肌の乾燥を防ぐには、保湿ケアが大切です。化粧水でたっぷりの水分を補い、乳液やクリーム等で大事な水分が逃げないようにカバーし、ケアすることが大切です。
●布マスク(ガーゼマスク)
布マスクで代表的なものがガーゼマスクです。ガーゼマスクは綿のガーゼを合わせて作られており、フィルターが無くガーゼを12枚から30枚重ね合わせてできています。そのため、ガーゼの目より細かい微粒子などは通してしまいます。
しかし、使い捨てでなく何度も洗って使え、マスク自体に厚みがあるため、喉の乾燥を防ぐ保湿効果や保温効果があります。形状としては平面的なタイプの平型が主流です。
●サージカルマスク(不織布マスク)
サージカルマスクは医療用マスクの事で医療現場や医療用に使用しますが、近年では花粉症の流行により一般化され、家庭用マスクとしても使用されています。サージカルマスクは着用した人から排出されるウイルスを含む飛沫が大気中に拡がるのを防ぐ目的で使用されます。
サージカルマスクの特徴は、不織布、つまり織らない布でできています。不織布は繊維を織ったりせず熱的、機械的、化学的作用により繊維を装着または絡み合わせてシート状にしたものです。フィルターがあり3枚重ねが主流です。サージカルマスクの形状は上下に開いて、口元が広くなり呼吸のしやすいプリーツ型と、顔のラインに沿った形の立体型があります。また、鼻の部分にノーズフィットがあり比較的気密性があります。現在、医療の現場でガーゼマスクを使用することはあまりないため、サージカルマスクは不織布マスクともいえます。
サージカルマスクの性能は、性能をあらわす指標としてBFE(Bacterial Filtration Efficiency:細菌透過率)とPFE(Particle Filtration Efficiency:微粒子透過率)で評価します。BFEはマスクによって細菌の粒子(平均で4.0㎛から5.0㎛)が除去された割合(%)を示します。PFEはマスクによって試験微粒子(0.1㎛)が除去された割合(%)を示します。米国食品医薬局(FDA)はサージカルマスクの基準をBFE95%以上と規定していますが、日本では特に性能に対する規定はありません。
●N95マスク
N95マスクは米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格に合格した微粒子用マスクです。N95とは約0.075㎛の試験粒子径を95%以上ブロックできる規格です。日本の厚生労働省が定める検定規格のRS2区分とDS2区分に合格した防塵マスクが、N95マスクに相当します。
N95マスクは微生物を含む外気から人を守るために使用するため、近年は医療現場で感染防止に使用されることが多いです。形状は球体を半分にカットした様なカップ型で、気密性が高く、フィルターの目が非常に細かいため、長時間つけたまま日常生活を送るのには息苦しいなど支障があります。
飲食によって害が発生することを防止するために定められている法律です。平成18年の食品衛生法改正において、食品の調理や加工への塩化ビニール手袋の使用を禁止しています。フタル酸エステルという成分が食品へ付着、体内へ入り、人体に害をもたらす懸念があるからです。そのため、食品の調理・加工など、食品に触れる場合には、食品衛生法適合の手袋を使用する必要があります。
肘まである使い捨て手袋
和え物を作る場合は、肘までの長さの使い捨て手袋がおすすめです!
食品製造分野において、使い捨て手袋は、食中毒予防の3原則の1つ「汚染をつけない」ために使用します。
食品衛生法適合品とは、食品衛生法に基づいた厚生労働省の告示「食品・添加物等の規格基準(厚生労働省告示第370号)」に適合した製品のことです。
平成18年3月度の食品衛生法改正により、可塑剤にフタル酸エステルが使用されている塩化ビニール手袋は食品の調理や加工に使用することは禁止されています。
食品に直接触れる作業にご使用される場合には食品衛生法適合品を使用してください。
要注意です!!
天然ゴム(ラテックス)製品の使用による皮膚障害は、ラテックスアレルギーの可能性があります。アレルギー専門医に相談しましょう。
ラテックスアレルギーは、皮膚と天然ゴム中のラテックスタンパク質との接触により、赤み、かゆみ、じんましんなどの皮膚障害が発現するものですが、大きな特徴は、まれにアナフィラキシーショック(血圧低下や意識障害など)を引き起こす場合があることです。
ラテックス手袋は「ぴったりフィットでしなやか」使い捨て手袋
フィット感が良い伸縮性が特徴で、柔らかく、作業性と強度に優れたスタンダードタイプの手袋です。
ラテックス手袋は、比較的アルコールに強い性質があります。
ニトリル手袋は「油汚れや突刺しにも強くぴったりフィット」万能使い捨て手袋。
強度・耐油性・耐薬品性に優れており、医療現場でも多く使われている万能タイプの手袋。
引き裂きや引っかけにも強い特性があり、伸縮性がありフィット感に優れるため、細かい作業やガーデニング・掃除などの分野でも使用される。
ラテックスアレルギー対策の代替手袋として急速に普及している。
安くても高品質、食品衛生法適合、耐油性、耐突刺性、耐静電性に優れている。
ポリエチレン手袋は食品分野で人気!
「低コストで手軽に使える」使い捨て手袋
ポリエチレン製使い捨て手袋は、耐油性・耐薬品性に優れ、低コストで、幅広く利用されています。食品衛生法に適合している商品が多いので、飲食店や食品製造加工分野でよく使われています。
ただし、強度や作業性は低いため、細やかさを必要とする精密作業には適していません。
●エンボス加工|内エンボス・外エンボスの特徴
内エンボス加工された手袋は、着脱しやすく、べとつきが少なく濡れた手でも着脱が簡単!
外エンボス加工された手袋は、ご飯粒などの食品が手袋に付きにくく、滑り止め効果もあります。
内外両方のエンボス加工で使いやすいポリ手袋
食品衛生法対応。内外両方のWエンボスで、着脱しやすく、食品が手袋に付きにくく、滑り止め効果もあるポリ手袋です。
素材が同じ使い捨て手袋の中でも、「粉ありパウダーあり」、「粉付きパウダー付き」、「粉なしパウダーなし」、「パウダーフリー」など、手袋の内側に粉パウダーが付いたものと付いていないものがある。
●使い捨て手袋の粉(パウダー)は、とうもろこし由来のコーンスターチで、食品にも使われる安全なもの。粉パウダーが使い捨て手袋の着脱をスムーズにしてくれるが、粉でかぶれかゆみを生じることがある。
●パウダーフリーとは、「粉なし」の意味で、手袋内面に粉を付けているタイプ「パウダー付き」に対して、手袋内面に加工を施し、粉がなくても着脱しやすくしたタイプを指す。
①PVC手袋
PVC手袋は、プラスチックやビニールの素材で、生地が薄めのタイプが多く、手先の感覚が残り、細かい詐欺用に向いているという点がメリット。
比較的、油や薬品への強度もあり、幅広い業種、特に美容系の分野で多く利用されている。
デメリットとしては、多くの場合、食品衛生法に適していない点。
②ポリエチレン手袋
この種類はなんと言っても価格が一番安いことがメリット。
他の手袋と比較して、手への密着度は低いですが、着脱しやすいので、着脱回数が多い用途に向いている。食品衛生法に適合している商品も多く、着脱しやすいという特徴から、食品の盛付け作業、スーパーマーケットに多く使用されているタイプ。強度は弱く、細かい作業には向いていないタイプ。
③TPE(熱可塑性エラストマー)
PVC手袋・ポリエチレン手袋と比較すると、2商品の特徴の間をとったようなタイプ。PVC手袋までのフィット感と細かい作業へのしやすさはないが、ポリエチレン手袋よりは伸縮性があり、細かい作業がしやすい特徴。コストメリットと汎用性があり、現在特に在庫の不足しているニトリル手袋・PVC手袋の代替品としての用途がある。食品衛生法に適合している商品が多くあり、着脱しやすく、ポリエチレン手袋と価格がほとんど変わらないこともある。
食品の盛り付け作業で使用する手袋はTPEの方が手へのフィット感があり、使用しやすい。食品会社や老人ホーム、福祉施設などがからの問い合わせが多い。
④ニトリル手袋
ゴム手袋には、天然ゴム手袋(ラテックス手袋)と合成ゴム手袋がある。
ラテックス手袋は強度に優れており、長時間使用の際に用いられるいわゆるゴム手袋。しかし、ラテックスアレルギーや天然ゴム特有のにおいなど、使用する上でのデメリットもある。
そのようなアレルギーの人も使用可能で、強度が強く、フィット感もあるという万能型のタイプがニトリル手袋だが、価格が高めなのが懸念点。近年急速に注目度も高まり、品薄状態が続いている。
伸縮性と手にフィットするので、素手感覚で作業することができるため、医療関係で使用され、品薄になるほど、需要があるのも納得。